いまさらMENTALIST

米国ドラマMENTALISTの各話あらすじとネタバレと考察。

S1 #1 レッド・ジョンの影

■(メインのみ)プロゴルファーの奥さんと、その主治医が殺される。発見はプロゴルファーとその弟。壁には血で描かれたスマイルマーク。レッドジョンの犯行と思われるがジェーンはすぐにレッドジョンではないと判断する…

 

 

 

ボスだから?ジェーンがリズボンの後ろを歩いている姿をよく見る。危険な場面は当然なんだろうけど(銃もってないからね)。余談だけど、シーズン通して何度も見るシーン。オフィスで歩いているリズボンにチームの誰かが報告のために横並びで合流して歩きながら会話するシーンはカッコいいと思う。

 

んでもって、リズボンが気付くと居なくなってるせいか。1話冒頭に限らず一緒に歩いている時、ちょいちょい振り返って確認してるように見えるのは妄想?まぁ、弟達を育て上げたお姉さんリズボンの癖なんでしょうけど。案の定、警部と話している最中に側を離れてしまう。

 

娘を殺された夫婦の会見を見た段階で、ジェーンは犯人が分かっちゃってるのがわかる。まぁ今回は掴みだから?異常に分かり易かったけど。家の中に入って物を物色するのは、この後の解決をどれだけスムーズに、ドラマチック?に演出するかのネタ集めの為。シャーロックホームズ(ドラマSHERLOCKではない)もそうだけど、得てして頭のいい人、頭の回転が速い人は物事を過剰に演出するのが好きな傾向があるのかな。ま、ジェーンの場合はショービズやってたのもあってお手の物なんだろうけど。

 

トランクウィリティーティー?英語って本当に難しいですね。インドのお茶なのかな?ターバンっぽい男性が描かれているけど。人の家の材料でサンドイッチ作るのは何のためなんだろうか?ネタ集め…にしては掘り下げられることはないし(お茶飲んで昏倒することはあっても)。こういう唯我独尊なキャラアピールの為かな?

 

奥さんから揺さぶりをかけて、というのは作戦だったかはわからないけど、ジェーンともあろう人が、奥さんがぶっ放すとは思わなかったんだろうか。だって奥さん…だいぶストレス溜まってるじゃないですか。かなり悩んで苦しんでいたんじゃないですかねぇ。抑圧的なご主人だったようですし。

 

リズボンて本当にお母さん。で、アレですよね。本当に手のかかるお子さん(ジェーン)を心から心配しているんですよ。銃声が聞こえた時だって、銃声に対しての反応は条件反射だろうけど、「ジェーン⁉︎」ってなってると思う。からの〜「自業自得」「深刻じゃないよ」じゃあねぇ…あの顔にもなるわよね。私の心配を返して!って感じ?

 

 

メインの事件の方だけど、停職のくだりは必要だったんだろうか。結局、ジェーンの電話一本の直訴で覆るものなんだし、本人も反省はしていないようだし(←いつものこと)これからもっと!な事をやらかすことがあっても停職、しかも3週間?なんてことはなかったはず。確かに、人が1人亡くなっているけれど…あれはどうにか出来る範囲だとおもうんだけどねぇ。

 

ご遺体を見ただけで、性的指向がわかるのって…凄くね?解剖医さんが全身くまなく調べたならまだしも、仰臥位のご遺体をさら〜っと眺めただけで。メンバー3人の「まーた言ってる」からの「正解…」の顔、もはや顔芸。チームワーク抜群ですね。露骨でないにしろ「ほらね」のジェーンさん。

 

過去回想中のジェーンさんの表情って、本当に素敵。目がねぇ…いいですよね。イっちゃってる目が本当に!(←くどい)上手。こうやって自分を過去に縛り付けているのよね。MENTALISTに出演されている俳優さん方は顔芸に秀でてらっしゃるのだろうか。決して、バカにしているわけではなくて。なんて言うか、表情筋をフル活用してるなぁと思う。特にリズボン。眉間にあれだけシワを寄せるのって本当に大変ですよ。

 

未公開シーンは、何故未公開にしてしまったのか。まぁ、そういう思いが制作側にも強かったんじゃないか、とは思う。数ある未公開シーンから、未公開シーンとしてわざわざ復活させているのだから。あのシーンがない故に、リズボンが電話かけているシーンの前後が弱い。「それをこれから調べる」「遺族のところは行ってきて」「行かないの?」の、チョウとリグスビーの反応の悪さ。と、2人が立ち去ったのをこっそり確認してから電話をかけるリズボンのちょっと上から発言→すぐ下手に→キレる、の流れがなんとなくパッとしない。けれど。じゃあ、お前ならどこを削るんだ、と言われると…悩ましい。あ、でもヴァンペルトのシーンはどうにかならなかったのかな、とは思う。そこまできちんと書き起こせていれば、の話にはなるけれど100話?記念の話で重複するであろう内容。ジェーンとCBIの皆さんの出会いの話。あの時点で数年前、数年前にヴァンペルトが候補として上がっているのに。数年前にはジェーンはコンサルタント契約をしているのに。出会ったのが、今日が初めてですか?あれから結局、数年間はハニガンの後任は来なかったんですか?新人の研修ってそんなに何年もかかるの?…細かい話は置いておきましょう。そんなことより、電話を切った後に、しら〜っと入ってくるジェーンを認識した三白眼リズボンのさらに上を見やる「うんざり」顔を語る方がテンション上がりますからね。抑えきれずにペンを持った手をデスクにボカンとやってるのに「あら、いつ来たの?」リズボン、いちいち可愛すぎる。ロビン•タニーさん。この方、失礼ながら決して美女!というわけではないと思うんですけど、何故か可愛いし、綺麗だと思う。役で好きになっているから?なのかな。アヒル口というか、ちょっとツン!と上がった鼻というか。可愛い。周りに比べると小柄なのもさらにいい。歩いている姿も、走っている姿も全力!って感じで見てしまう。

 

ワグナー医師の所で本を見つけて。日記の話をしている時点ですでに目星をつけてるわけで。あとは、正直…惰性で解決編へと続いてるんだな〜と思ってしまうわけですけど。

ジェーンの、別れ際の「睡眠薬が欲しい」と話している時のリズボンの笑みは何を意味しているのだろうか。決して嫌な笑顔ではない。わざとらしくもないし、皮肉混じりでもない。かといって、ジェーンの作戦を知っているわけでもないはずのリズボンが、なぜ、あれだけあのシーンで柔らかく笑うのだろうか。ドラマとしては開始直後で、リズボンのキャラが確立しきれていないのは十分理解しているけれど。彼らには確実に数年間の付き合いがあるわけで。そう考えるとジェーンの不眠症はリズボンお母さんの心配の種の1つなんだろうか。だからこそ、ジェーンが自ら不眠症の解決のためにドクターに相談しているのが嬉しい、という笑みなのか?正解はないだろうから…これくらいで納得しておくのが自分のためなのかもしれない。ワグナー医師に電話をしてあげてるシーンだって、優しい顔をしてる。ジェーンに限らず、チーム皆んなにキツめな態度をとってはいるけれど…優しさは隠せないってとこで終着点。

 

 

何かのインタビュー記事で読んだ気がするけれど、リズボンがこれだけ笑顔を見せてジョークを言うことは想定されていなかった、と。シーズンを重ねていくうちに、リズボンが、もしくは周りも含めて良い意味で成長という独り歩きをしていった結果なんだろうか。確かに、S1 #1を見ているだけだとリズボンはジェーンに恋をしない気がする。変化が訪れたのは何話からなんだろうか。それとも、恋をしない気がするなんていうのは自分の思い込みで、ジェーンのいう「無意識」のうちに、すでに恋をしている状態なのか。

ジェーンとリズボンの恋愛話だけに興味があるわけではないのだけれど、某ウィ○ぺ○ィアのリズボンの項目に…

『シーズン1から長いことジェーンに想いを寄せていたものの、彼の過去の事件のこともあり気持ちを伝えることが出来ずにいた』

との一文があり、それは〜違うでしょ〜と思ったのだけれど。S2でボスコが出てきた時点では、すでにリズボンがジェーンを好ましく思っている、というのが通説になっている。ということは、S1 #1では感じられていない自分がすでに間違っている可能性もあるのだと、気付いた。

 

 

まぁ何にせよ。

ジェーンとリズボンの関係は最高。

あと個人的に笑ったのは、チョウ。弟を逮捕?されて怒り狂って乗り込んできたお兄さん(←この人の悪口のバリエーションは少ない)に対して

「我々クソ野郎共が弟さんを…」

感情と表情の振れ幅なしにこのセリフを言ってのけるアイスマン、最高です。